
第2回 住まいのセキュリティ考える
第2回目の今回は、近年ますます必要性の高まっている住まいのセキュリティについて考えていきます。現在の住まいの形態によって、できる防犯対策も変わってきます。自分でできる防犯、プロに任せる防犯とどのようにセキュリティを行っていくか参考にして下さい。
空き巣(侵入窃盗)の傾向を把握する
平成24年中の東京都での侵入窃盗の認知件数は7,970件※。4年前の平成20年の件数は11,434件と、侵入窃盗は年々減少傾向にあります。件数は減少しているとはいえ、より侵入窃盗(空き巣)の手口が巧妙になり、今以上のセキュリティ対策が各家庭で必要な事は言うまでもありません。下記にさまざまな傾向をまとめました。※警視庁「平成24年中の侵入窃盗(空き巣)の傾向」より
侵入窃盗の手口別発生状況と場所別発生状況

空き巣被害が全体の4割以上を占めており、その侵入窃盗の場所別では、一戸建てを始め「住宅」が約6割を占めています。
空き巣の侵入口と侵入手段

空き巣の侵入口のほとんどが窓からの侵入で、次いで玄関などの表出入り口。そしてその5割が縁側やべランダからの侵入です。右図の侵入手段では、住宅の種類によって比率は違うものの、ガラス破りと無施錠だけで8割以上を占めます。
窓からの侵入を防ぐ、無施錠がないよう毎日心掛ける意識付けの2点が最も必要なセキュリティ対策と言えます。
防犯対策を考える
まずは防犯の意識を
空き巣被害などよくニュースやワイドショーで取り上げられますが、身の回りで起こらないと、なかなか自分のこととして危機感を持たない人が多いのが事実です。侵入窃盗の認知件数は減少しているものの、都内でも地方でも侵入窃盗特に空き巣はどの地域でも起こりえる事です。
まずは、その危険性を理解し、最低限の防犯対策と意識を持つことが一番でしょう。空き巣の侵入手段のデータにもあったように、無施錠が全体の約4割を占めます。鍵を閉めたつもりになっての外出や、閉め忘れなどは、日々の心がけで防げる事ですので、今からでも防犯の意識を持つようにしましょう。
窓からの侵入を防ぐ対策を
最も多い侵入手口の窓(ガラス破り)を、強固なセキュリティ用の窓を採用する事が最良な対策です。以前までは、複数ガラスや網入りガラスが良いとされていましたが、巧妙な手口や手段をつかってたやすく侵入する侵入犯が増え、今ではそこまでの防犯力はなくなっています。
近年効果のあるとされているのは、防犯合わせガラスです。防犯合わせガラスは、二枚の板ガラスに特殊フィルムを挟み込んだもの。破ろうとしてもなかなか貫通しないのが特徴で、経験の多い侵入犯も簡単には破れない為、効果的です。まだまだ金額的にも高額なものが多いですが、よく検討しながら採用してみてはいかがでしょうか。
玄関や庭まわりの対策
窓の次に対策したいのは玄関と庭です。玄関であれば、1ドア2ロックやピッキングしずらいものを選んだりするべきでしょう。最近では、鍵専門業者に頼めば、すぐにドアの錠の交換をしてくれるので、予算を決めて対策を行いましょう。
また庭への侵入者対策には、センサーライトが効果的でしょう。ホームセンターでも置いてあり手の届く価格のものも増えつつある為、より防犯対策を強化したい方や戸建に住んでいる方におすすめです。
プロのセキュリティ会社のサービスを利用する
家庭での防犯対策以上にセキュリティを考えるのであれば、セキュリティ会社の提供しているホームセキュリティサービスを利用しもしもの時に備えると良いでしょう。セキュリティ会社の提供しているサービスも多様化しており、家の規模や目的にあわせて賢く利用することをおすすめします。

